2013-04-09

宮城県と福島県に行った話②

宮城県と福島県に行った話①の続きです。 仙台空港に到着してすぐ向かったのが、book cafe 火星の庭さん。
ランチの豆カレー。おいしかった!
物腰の柔らかい店主さんが持ってきてくださった無地のコーヒーカップ、
飲み終わると中から鳥と花が!

東北福祉大学の美術工芸館。建物がレンガ造りだったり、なぜか日本家屋があったり、文化的なカホリのする学内でした。人間国宝の型染め作家、芹沢けい介さん(けい、の字は金へんに圭)のコレクションがたくさんあるのですよ!見ごたえありました。楽しかった。
こちらは、仙台市立博物館。
土器コーナーに釘付けになってしまいました・・
面白い土偶がいました。
これも面白かった!タコの山車の絵。
2日目は、レンタカーを借りて、仙台市内から石巻へ。
街中、道路がひび割れたり建物の1階部分がすっかり廃墟になっている様子をたくさん見ました。津波の水位を記録した看板が歩道橋の脇に付けられていましたが、信号機くらいの高さでした。がれきはもともとあった場所からはほとんど撤去され、まとめて置いてある場所を何箇所も見かけました。

石巻からさらに東の「女川(おながわ)」にも行きました。
ここは被害がとても大きかったところなのですが、よく知らずに近くの方に「女川で食事できるところはありますか」と訪ねてしまいました。現地に行くと港町はすっかり更地で、アホな質問をしてしまったことが恥ずかしくて心底へこみました。けれども、その中でお寿司屋さんが営業を始められたと教えていただいたので、行ってきました。
握りをお願いしたら、その中のウニがむちゃくちゃ美味しくて、ウニ丼も追加!あんなおいしいウニ初めて食べました。
お店の方が少しお話ししてくださったのですが、現在は水位と陸地の高さの差が少なく、まず陸地をかさ上げしなければならない。けれど、かさ上げは土を盛ってならし、また盛ってならし・・を繰り返すため2~3年かかって、街を作るのはその後になる・・とのこと。
「もう疲れちゃったよ」とおっしゃっていました。
さらに驚きなのは、この状況で「復興が進んでいる」ということでした。(原発マネーのおかげもあるようです)まだまだ手付かずの場所がいくらでもあるよ、と伺いました。


3日目は日本3景で有名な松島へ。お土産屋さんに震災当時の写真が張ってあったのですが、お店や道路はキレイに修復されていました。

その後、福島に住む友人に会いに福島市内へ。
生活の様子や事故当時の話など聞かせてもらったり、久しぶりだったのでひたすら近況など楽しく話しました。久々に会えて嬉しかったです。

そして仙台市内に戻り、民芸のお店光源社さんへ。福島の陶芸作家さんのきれいなボウルを買いました。近くに「さんばーど」という外国の民芸専門の姉妹店があると聞いて、駅に戻る途中に寄れるし、ちょうどいいと思って寄って帰ったら(とてもすてきなお店でした。インドの真鍮のブローチを買いました)飛行機にあっさり乗り遅れました・・・ははははは(乾いた笑い)。


長々とお付き合いありがとうございました。
もし、なにか参考になる情報があれば幸いです。